社外で自由に勤務する「テレワーク」が導入されるようになってしばらく経ちました。
業種や職種によっては難しい方もいらっしゃいますが、
基本的にはかなり多くの方がテレワークを経験されているようです。
導入の報を聞き、はじめは「出社しなくて嬉しい!」と喜んでいた方々も多いかと思います。
そこで、導入後における環境の変化について、SNSの投稿を調べてみました。
長男がゲーム音をしている音がうるさいので書斎がほしい
テレワークをしてると赤ちゃんのことが気になってしまう
ペットが入ってくるのでテレワークに集中できない
自宅にインターネット回線を引いていなかったので結局テレワーク対象外になった
自分は電車に乗って出社する生活の方が向いているのかもしれない
テレワークだととにかく眠くなってしまう。
最初の喜びとは裏腹に、在宅での作業が難航しているという人が実は少なくないようです。
もちろん賛成意見も多くありました。
通勤距離が長い人は移動の時間を他の作業に充てることができる点を評価しており、
自宅の環境が静かな人は会社より集中しやすいようです。
が、雇用者と被雇用者の双方がまだテレワークに慣れていないということもあり、
まだ「テレワークが浸透した」とはいえない状態です。
まとめると、下記のような課題があるようです。
小さなお子さんのいらっしゃるご家庭や、ペットを室内で飼っているご家庭は
面倒を見たり世話をしたりという手間がふえるため、集中力が途切れがちになるようです。
マンションにお住まいの方は書斎スペースを確保していないことも多く、
リビングで仕事をしていると、お子さんのゲームの音が気になったりもするのでしょう。
最近の若い方々はインターネット利用がもっぱらスマートフォンということも多く、
そもそも自宅にインターネット回線を引いていないこともしばしばあります。
そのため、ノートパソコンを家に持ち帰ってもメールの確認や送信、ブラウザの利用、
Web会議などができないという課題があるようです。
(企業によってはWi-Fiルーターの貸与を行うところもあるようですが、
予算もかかるのでまだまだ未整備というのが現状です)
電話で事足りることも多いですが、複数人での打ち合わせは画面越しのほうが便利でしょう。
個人所有のスマートフォン利用は使用したデータ容量の経費問題も発生します。
そもそも自宅というのはプライベートな空間です。
仕事から帰ったあとに仕事のことは忘れてリラックスしながら寝食をする場所なので、
作業に身が入らないというのはごく自然なことです。
仕事は仕事、プライベートはプライベートと分けたい人にとっては
正直なところ、在宅での作業はあまり歓迎できない環境なのではないでしょうか。
また、普段から家に仕事を持ち帰っている人は別でしょうが、
もあって、自宅への持ち帰りが禁止だった企業も多いはずです。
なので、「出社していた生活のほうがよかった」という意見が挙がるのでしょう。
テレワークには、他にもいくつもの課題が残されています。
先ほど「リビングで仕事をしていると…」と述べましたが、
ご家族の方が電話の内容を耳にして、それを外出先でうっかり話してしまうということが
決して起こらないと断言することはできません。
情報漏えいは悪意ではなく、事故によって起きるほうが圧倒的に多いとされています。
特に社内外の方とコミュニケーションをとるときに起こることです。
電話の場合は家族やペットの立てる声や音が入り込んだり、
Web会議の場合は自宅の様子が映り込んだりしてしまうことがあります。
気にしない人は気にしないのかもしれませんが、抵抗があるというのも当然のことです。
会社にプライベートを持ち込まないという信条の人にとっては
そういう機会はなるべく避けたいと感じるほうがむしろ自然でしょう。
SNSでの反応はテレワークにおける課題のごく一部に過ぎません。
今挙げたような課題を、おそらく経営者や総務ご担当の方は特に痛感していることでしょう。
もちろんそれは個々の従業員でも同じです。
テレワークを快適に行うためには、以下のような環境が整備されていることが望ましいです。
集中力の観点からも、精神衛生の観点からも、セキュリティ・プライバシーの観点からも、
プライベートの空間とビジネスの作業をする環境は分かれていることが望ましいでしょう。
リラックスする空間と気を引き締める空間とをしっかり別に分けることで、
集中力や作業スピードが高まります。
また、仕事をする空間が分かれていれば、リラックスする空間を侵食することがありません。
決められた時間内でしっかり作業をしたあとは、
これまでどおり自宅できちんと休息をとって翌日に備えることが理想的です。
そして、仕事と無関係の家族とは別の空間で仕事をしたほうが
セキュリティ上の万が一の事故を未然に防ぐことができます。
また、個人のプライバシーもしっかりと守ることができ
これは従業員個人の課題というわけではなく、
これからテレワークを導入していく企業そのものが考え、解決していくべき課題でしょう。
テレワークの難しい業種や職種もありますが、テレワークが可能な仕事の場合、
それはすなわち「インターネット環境が必須」であるとほぼ断言してよいでしょう。
しかも場合によっては、比較的速度の早い、安定した回線が求められます。
画像ファイルや動画ファイル、デザイン系のファイルなどは特に容量が大きく
Wi-Fiルーターで補うことは困難です。
また、社内外でのWeb会議やWebミーティングにおいては
(最近は技術が進歩したものの)やはりそれなりの環境が必要となります。
これらの環境がオフィス以外で完全に整備されている場所があります。
それが「レンタルスペース(貸し会議室)」です。
レンタルスペースは、個人が時間単位で借りることのできる空き部屋のようなものです。
空き部屋といっても「会議室」と名がつくように机や椅子などは備えられており、
さらにはインターネット回線やホワイトボード、プロジェクターなど
ビジネスに必要な設備まで完備されています(これは場所によって有無があります)。
基本的には個室になっているため(これも場所によって共有部分があります)、
第三者が利用者の許可なく室内に立ち入ることはできません。
Web会議や電話の声が漏れることもなく、セキュリティ的にも非常に安全です。
駅から徒歩5分圏内に位置する立地のよいところもあり、
とにかく利用者にとって不便のないように設計されています。
これらのレンタルスペースが、テレワークの普及に合わせて注目を集めているのです。
そこで今回は、多数の路線が乗り入れる「横浜」という立地にあり
駅至近、しかも安価で借りることのできるレンタルスペースを3部屋ご紹介します。
アクセス:JR京浜東北線横浜駅徒歩2分(横浜市西区高島)
利用料金:500円/時間 ※曜日や時間帯によって異なります。
このような「レンタルスペース」は都心にしかないと思い込んでいる方が多いようですが、
東京都以外にも探せばあります。
中でも「テラス」は横浜駅から徒歩2分と、非常に立地のよいところにあります。
まずは基本的な設備であるインターネット環境です。
テラスは有線・無線のインターネットがともに完備されているため、
ノートパソコンを持ち込めば問題なく接続できます。
もちろんマンションタイプの回線なので速度も早く安定しており、支障はありません。
大容量のファイル送受信やWeb会議も円滑に行うことができます。
また、Web会議の際に便利なものとして、無料で使える「モニター」があります。
多くのレンタルスペースは「プロジェクター」を採用しています(有料オプションの場合も)。
プロジェクターは準備と片付けに慣れていないと、とにかく手間です。
突然「今からミーティングをいいですか?」といわれたときに慌ててしまうと
さらに時間がかかってしまうことにもなりかねません。
その点、モニターであればケーブルをパソコンに接続するだけで準備完了です。
テラスにはケーブルも主要なものがあらかじめ完備されているので、もし忘れても安心。
しかも50インチという大画面のモニターを占有することができます。
なお、これ以外にもホワイトボードがあるため
数人で集まって打ち合わせをするというときにも便利です。
貸し会議室と聞くと殺風景な部屋を想像しがちですが、テラスは内装にもこだわっているほか
椅子も座り心地のよい高級チェアーを採用しているとのことで、
長時間作業をしていても疲れにくくなっています。
もちろん中は静かなので集中して作業できるほか、珍しい備品として
電子レンジ・電気ケトルが完備されています。
家から持参したお弁当やコンビニエンスストアで買った飲食物を温めることができるほか
コーヒーやお茶を淹れることも可能です。
冷暖房も自由に調整できるので、会社と自宅のよいところを兼ね備えた利便性を有しています。
テラスはバリアフリーになっているため、どなたでも利用いただくことができます。
「テレワークになったけれど自宅以外の場所は不便で行きにくい」とお悩みの方も、
気軽にお使いください。
インターネット(有線・無線) |
ホワイトボード |
各種変換プラグ |
電源タップ |
電子レンジ・電気ケトル |
なお、余談ながら重要な部分として、1F隣にコンビニエンスストアがあります。
ちょっとした買い出しはいうまでもないのですが、
コピーやプリントアウト、FAXなどを行うことができるため、テレワークでは重宝します。
(コンビニエンスストアまでの距離は重要な検討材料です)
なにより横浜駅から徒歩2分という立地のよさは、沿線にお住まいの方には魅力的でしょう。
利用料金もワンコインからなので、まだ利用したことがないという方は
これを機にぜひ一度使ってみてください。
アクセス:JR京浜東北線横浜駅徒歩5分(横浜市西区南幸)
利用料金:500円/時間 ※曜日や時間帯によって異なります。
「ワイナリー」は貸し会議室にしては希少ともいえる「おしゃれ」なレンタルスペースです。
無機質さを排除し、リラックスして作業のできる環境が追求されています。
「テラス」と同様にインターネット環境、モニター(こちらは40インチです)、
ホワイトボードが揃っていますので、不便はまったくありません。
ワイナリーは内装にとにかく凝っており、ダーツが置かれたりと随所に遊び心が見られます。
座っているだけでも心地よくなってしまう部屋なので、
自宅のような環境のほうがオフィスより集中できるという方には特におすすめです。
長時間滞在されるのであれば、休憩時間にダーツをやってみたり
ブルーレイを観たりなどもできますので、オンとオフをうまくつけることができます。
ワイナリーは大きな出窓があるため、日の光を採りやすいレンタルスペースです。
日が差さないオフィスも少なくないので、そういう方には嬉しい環境ですね。
きちんと日光を浴びておくことで眠気もなくなり、また夜は入眠しやすくなるため
環境が変わってもリズムを崩すことなく作業ができます。
晴れた日は気持ちも晴れやかになるので、精神衛生の観点からも好ましいといえます。
レンタルスペースにしてはかなり珍しい設備なのですが、照明の明るさと色と調節できるため
昼は白く夜はオレンジ色にしたりと、目に優しい環境に変えることもできます。
こういう自由度もご自宅に似た環境であり、テレワークの利点といえるかもしれません。
インターネット(有線・無線) |
ホワイトボード |
各種変換プラグ |
電源タップ |
電子レンジ・電気ケトル |
コンビニエンスストアは建物を出て10秒のところにあるため、
こちらも買い出しのほか、コピーやプリントアウト、FAXなどにも困りません。
テラスとの使い分けですが、周囲の雰囲気や環境によって集中力が左右されやすい方で
より自宅に近い環境で作業をしたほうがはかどるという方には、ワイナリーがおすすめです。
また、複数名で集まるときに喜ばれる内装でもあります。
せっかく自由に働くことのできるテレワークなので、
ご自身に合った環境をじっくりと検討されてみてください。
アクセス:JR京浜東北線横浜駅徒歩2分(横浜市西区高島)
利用料金:500円/時間 ※曜日や時間帯によって異なります。
「BASE」はワイナリーとは逆で、オフィスらしさにこだわったレンタルスペースです。
会社と同じような雰囲気で自宅とはしっかり分けて作業をしたい方向けでしょう。
余計な内装は省き、ただしリラックス効果のある観葉植物などは配置して
オフィスに限りなく近い環境で作業に集中できるようになっています。
比較的小さめなレンタルスペースなので(6名までの利用を推奨)、
シェアオフィスに近く、おひとりでも空間を持て余すことなく作業をしやすくなっています。
これまでご紹介した「テラス」や「ワイナリー」の設備を完全に網羅しています。
1Fにある有料パーキングを利用できるため、駅近ながら車でお越しいただくこともできます。
バリアフリーであることも踏まえると、一番アクセスしやすいレンタルスペースです。
インターネット(有線・無線) |
ホワイトボード |
各種変換プラグ |
電源タップ |
電子レンジ・電気ケトル |
一番「貸し会議室らしい」、利便性とビジネス利用を念頭に置いたレンタルスペースです。
「BASE(拠点)」というネーミングのとおり、テレワークの拠点として
大いにご活用いただくことのできるスペースですね。
今回は、横浜駅に近いレンタルスペースを4部屋ご紹介しました。
【公式サイト】ワイナリー(渋谷駅徒歩5分・1時間500円から)
【公式サイト】BASE(渋谷駅徒歩2分・1時間500円から)
最近、ネット上でも「テレワークにはレンタルスペースがよいのでは?」という意見が上がり
利用もどんどん増えてきています。
しかし、「都内まで行くのは面倒…。」という方のために、今回は横浜駅周辺のスペースを
ご紹介しました。
はじめての方向けにご予約方法も紹介しておきますね。
ご予約は上記の3ステップだけです!
もしご不明、ご心配なところがあったらお問い合わせをされてみてもよいでしょう。
使ってみてとても快適だという場合、会社の同僚や上司にすすめて広めていくことで
費用面の負担も軽くなる可能性もあります。
また、テレワークにレンタルスペースの導入を考えている企業さまも
お気軽にお問い合わせいただくことをおすすめいたします。
はじまったばかりのテレワークですが、新しい働き方として普及していくと
国を挙げて進めている「働き方改革」のひとつとして、これからより働きやすくなるでしょう。
そのためにも、時間はぜひ有効に使ってくださいね!
※レンタルスペースにおけるテレワークの運用例を下記のFAQでご紹介しています。
あわせてご覧ください。
【FAQ】貸し会議室でのテレワークの運用方法について教えてください。