誰でも動画撮影ができるようになった現代。商品やサービス、会社や団体を宣伝する「PV」もプロに頼まず自分で製作する人が増えてますよね。
しかしいざ「自分でもやってみたいな〜」と思って調べてみると、出るわ出るわ情報が大量に出る!誰もが撮影できるようになったためか「方法」「講座」「指南」みたいなサイトや動画がいくらでも出てきます。
「こんなにあったんじゃ、どれを参考にしたらいいか分からないよ!!」
とお悩みの方のために、本記事では初心者のPV撮影でまず最初に押さえるべき機材と場所の選定方法にスポットを当てていきたいと思います。
撮影機材と撮影場所を選ぶ前に、知っておかなければいけないことがあります。
それは「PVとは一体何なのか?」です。
PVは「プロモーションビデオ」の略ですが、要するに「何かを宣伝するための動画」です。機材・場所を選ぶときは、商品やサービスを買ってもらう・会社や団体などを知ってもらうために製作するという目的に沿ったもの、つまり「みんなに見てもらう」ために必要なものを選ばなくてはいけません。
ちなみによく混同されがちなのが「MV」。これは「ミュージックビデオ」の略で、「音楽の世界観を表現した動画」です。こちらのほうがより芸術性が高く、みんなに見てもらうことが第一目的のPVとは少し意味合いの違う言葉といえます。
PV撮影に必要な機材は「カメラ」「マイク」の2つが基本です。とはいえ「PV」の本来の意味、「みんなに見てもらう」を踏まえて撮影機材を選ぶ…と言ってもちょっとフワッとしてて分かりにくいですよね。
実は機材の選定方法は「ハイスペック」かつ「カンタン」の2点を押さえればOKなんです。
動画撮影の必須アイテムといえばやはり「カメラ」。しかし、カメラにこだわる必要はありません。
「必須アイテムなのにこだわらなくていいってどういうこと!?」
「ハイスペックじゃないとダメなんじゃないの?」
と言われてしまいそうですが、昨今はスマホのカメラでも十二分の機能を搭載しているためわざわざ高いカメラを別途用意しなくてもいいんです。
また、専用のハイスペックカメラは往々にして操作が難しく、初心者が使いこなすには相当な時間がかかります。技術を身につけるのは大切なことですが、PVで最も重要なのは「みんなに見てもらう」こと。頭でっかちになってなかなか撮影を始められない…では元も子もありません。
ハイスペックかつカンタンに、すぐにでも撮り始められるスマホのほうが圧倒的に機動的です。
意外と軽視されがちですが、「マイク」も必須アイテムです。
「でもiPhoneとかにもマイクついてるんだし、それで十分じゃないの?」
いいえ、iPhoneが高機能なのはあくまでカメラの話。実はマイクについてはそこまででもないんです。以下の動画ではiPhoneのマイクと外付けのマイクの音質を比較しているので、実際に聞いてみてください。
どうですか?結構違いますよね。せっかく映像がキレイなのに、音声が微妙…となると一気に素人感が出てしまい残念な作品になってしまいます。
1万円未満の安価なマイクでもスマホ内蔵マイクより格段にクリアな音声が録れるし、コード1本スマホに繋ぐだけで準備完了と使い方もカンタンです。みんなに見てもらう動画を製作したいなら、ぜひ検討しましょう。
機材の次に必要なもの、それは「撮影場所」です。
撮影場所を選定する上で最も大切な基準は「PVのコンセプト・宣伝したいもののイメージに合うかどうか」です。が、そうは言っても一体どんな場所がいいのか具体的にイメージするのは難しいもの。
そんな時は「シンプル」な場所を選ぶのがベストです。コンセプトのハッキリし過ぎたスタジオや自分で雰囲気を作れない屋外を選んでしまうと、いざ撮影が始まったとき
「あれ…なんか思ってたんと違うな」
「やっぱ違う感じにしたい!」
というときに対応できなくなってしまいます。
とくに初心者のうちは試行錯誤の連続。本格的なセットを使いたい気持ちもあるかと思いますが、慣れないうちは臨機応変に対応できるシンプルな場所を選びましょう。
またシンプルな内装の場所だと、小物などを持ち込むことで自分の思い描く雰囲気にスタジオをカスタマイズすることができます。撮りたい商品や機材も一緒に持ち込むことを考えると、荷物を持っての移動を避けられる「アクセスのいい」場所が望ましいですね。
「シンプルかつアクセスのいい場所」なら新宿のレンタルスペース・貸し会議室がおすすめです。
今回は特に新宿駅からのアクセスが爆速・しかも機能的なスペースだけをピックアップしてご紹介しましょう。
ホワイトのクロスが眩しいマリーナ。一見「ちょっとシンプルすぎ」「殺風景じゃない?」といった印象を持ってしまいがちですが、白いクロスが光を反射してくれるおかげでライトなしでも明るくてキレイな映像を撮ることができます。
また新宿駅から徒歩4分の好立地と移動がラクなので、小物を持ち込んで自分好みの雰囲気にアレンジするのもOKです。
印象的なライトブルーのクロスが鮮やかなベネチア。が、ベネチアの特徴は内装だけではありません。ベネチア最大の特徴は新宿駅出口から徒歩20秒という衝撃的なアクセスのよさにあります。
徒歩3〜4分ももちろんアクセス最高ですが、それでも悪天候の日は少々つらいですよね。ですが徒歩20秒なら大切な商材や機材、小物を濡らさず持ち運べるんです。
ショコラはシンプルかつ落ち着いた雰囲気が特徴のレンタルスペース。アイアンウッドのテーブル、チェアもとてもハイセンスで、およそ「貸し会議室」には見えない素敵な雰囲気を演出してくれます。
さらに新宿駅から徒歩1分なのも嬉しいポイントです。
コバルトブルーのクロスが目を引くラピス。丸くてキュートなチェアも小道具として使えます。
ラピスは新宿駅から徒歩1分、広さも最大14人が利用できる広々空間にもかかわらず1時間あたりの料金が400円からという格安のレンタルスペースです。電源・Wi-Fiも整っており、コスパは最高です。
「ハイスペック」かつ「カンタン」なものを選びましょう。画質音質が著しく悪いと、そもそも誰にも見てもらえないのでプロモーションになりません。また、ハイスペックとはいえプロ向けの操作が難しいものを選ぶと使いこなすまでに相当の時間を要してしまいます。
カメラはiPhone等スマホで十分OK、マイクは1万円未満のものでもOKなので、とにかく撮り始めることが大切です。
「シンプル」と「アクセス」が重要です。動画撮影は試行錯誤の連続。「思ってたんと違うな〜」となった時に、コンセプトのハッキリしすぎたスタジオを借りてしまうと臨機応変に対応できなくなってしまいます。また小物を使用するなどPVのコンセプトに合わせた演出をするならシンプルな方がカンタンです。商材、機材、小物を持ち込むなら駅近などアクセスのいい場所であることも大切です。
都内で探すなら新宿駅周辺のレンタルスペースが最も条件に当てはまります。
PV撮影に必要なのは「みんなに見てもらう」映像にすること。
とはいえPV撮影・動画撮影は非常に奥が深く、突き詰めればあれもこれも、知識も技術も無限に必要です。
が、初心者のうちからノウハウのコレクションにはまってしまうといくら時間があっても撮り始めることはできません。まずは初心者として押さえるべきところを押さえて、とにかく撮り始めていくことが大切です。